先日たくあんを食べていたらふっと気になった事が・・・それは「たくあんって何で黄色なのだろう？」と思ったらやたら気になったので調べてみる事にしました（笑）
あなたはたくあんがなぜ黄色いのか、ご存じでしたか？
実はたくあんってたくあんの原料である大根を塩漬けすると、時間とともに黄色く変わるのだそうです！この記事では、その理由やたくあんの名前の由来なども一緒に調べてみました。もし私のように
「たくあんはなぜ黄色いの？」
「どうやって黄色に着色されるの？」
「なんでたくあんっていう名前なの？」
「白いたくあんも存在するの？」
もし気になったら本文に詳しく書いていますので宜しければ参考にされてくださいね。
たくあんの名前の由来は？
たくあんは漢字で「沢庵」と書き、「沢庵漬け」という漬物の略称になります。
たくあんの名前の由来には、江戸時代初期の臨済宗の僧侶「沢庵和尚」が初めて作ったという説や、沢庵和尚の墓石が大根の漬物を漬ける際に使う石に似ていたためという説などあります。
昔からたくあんは保存食として食べられていて、「貯え漬け」が「じゃくあん」と音変化していったという説もあり、これが後に沢庵和尚と結びつけられたとも言われ、たくあんの語源にはさまざまな説が存在しているようですね。
たくあんが黄色い理由は？
「たくあんと言えば黄色」と思う人は多いでしょう。でも何故たくあんがなぜ黄色になるのか知っていましたか？
たくあんは原料である大根を塩漬けすることで時間とともに黄色く変わっていくのだそうです。これは、大根に含まれる辛味成分が発酵過程で分解され、他の成分と結合することで黄色の色素が生成されるためなのです。
具体的には、4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアナートという辛味成分が関与していてこの成分が多いほど、たくあんは黄色になりやすいとされています。
特に、白首大根は青首大根よりも辛味成分を多く含むため、日本国内で流通しているたくあんのほとんどは白首大根から作られています。
着色料で黄色にするたくあんもある
たくあんが黄色くなるのは、辛味成分が発酵の過程で黄色の色素を生成するためです。ただ辛味成分が少ない大根を使うと、色の変化が弱く、黄色にならないこともあるようです。
そのような場合には、ウコンやクチナシなどの天然の着色料を使って黄色にすることがあります。これらの天然色素は古くから食品の着色に利用されています。中には、人工の着色料を使って色を付ける場合もあるようですね。
着色料を使うことで、鮮やかな黄色のたくあんに仕上げることができるのです。
たくあんに着色料が使われる理由
普段目にするたくあんの多くはきれいな黄色で、お弁当の見栄えを良くするためにも用いられます。このようなきれいな色のたくあんには、しばしば着色料が使われています。確かにきれいな黄色のたくあん多く見かけますよね。何故着色料が使われるのかについては
黄色色素が生成されるのには時間がかかるため
大根は漬けてもすぐには色が変わらず、黄色い色素が出るまでに数か月かかります。自然な素材だけでたくあんを作る場合、手間や時間がかかってしまうために着色料を使って色を付けることがあるようです。
通常、大根は冬に収穫してから漬け込みます。そのため、夏に出荷されるたくあんと冬に出荷されるたくあんでは、黄色の濃さが異なることがあります。漬け込みが浅いと色が薄くなるため、着色料を使って黄色に仕上げることもあります。
黄色の色ムラを防ぐため
大根の部分によって辛味成分の含有量が異なるため、発酵による色の変化も異なります。一般的に、大根の上部は甘く、下部は辛味が強いです。このため、1本のたくあんでも色ムラができることがあります。このような黄色のムラを防ぐためにも着色料が使われることもあります。
照明による脱色を防ぐため
たくあんは店頭で照明にさらされることが多く、照明によって色が抜けてしまうこともあるようですね。食材の色が抜けると見た目が悪くなってしまうため、販売にも影響します。着色料を使うことで、たくあんの色が長持ちし、鮮やかな黄色を保つことができます。鮮やかな黄色のたくあんは食欲をそそるため、いろいろな工夫がされています。
白いたくあんについて
たくあんと言えば黄色を連想すると思いますが白いたくあんも存在します。
一般的に家庭や市販のお弁当で食べられるたくあんは黄色が多いため、白いたくあんは珍しく感じるかもしれません。白いたくあんになる理由は
漬け時間が短い場合
たくあんは大根の辛味成分が発酵によって黄色に変わりますが、漬ける期間が短いと発酵が十分に進まず、色が薄くなります。このように、色が薄いまま売られているのが白いたくあんです。
大根は通常、冬に収穫されるため、冬先の漬け込みが浅いものは白いたくあんとして出回ります。ビニールハウスの普及により、年間を通じて栽培と収穫が可能になり、季節に関係なく白いたくあんが作られるようになりました。
塩漬けの場合
一見白いたくあんのように見えるものの中には、実は塩漬け大根である場合もあります。たくあんは長時間漬け込んで発酵させる漬物ですが、塩漬けは収穫した大根をすぐに塩に漬けて1か月以内で仕上げています。
発酵させたたくあんとは異なり、塩漬けは短期間で仕上げるため、あっさりとした味わいが特徴です。どちらも大根の漬物ですが、食べ比べると違いはよくわかります。
たくあんの食べ過ぎには注意！
たくあんは塩分が多いため、摂りすぎには注意が必要です。以下のポイントを参考に、適切な量を摂取しましょう。
適量を守る
1日に目安として20g程度が適量です。
塩分を考慮する
たくあんを食べる際は、他の食事の塩分を控えめにするなどの工夫をしてくださいね。
活用レシピ
たくあんはご飯のお供としてそのまま食べるだけという事が多いかもしれませんが、いろいろな料理にアレンジすることもできます。以下にいくつかの人気レシピを紹介します。
たくあんチャーハン
1. たくあんを細かく刻みます。
2. フライパンに油を熱し、たくあんとご飯を炒めます。（焼き豚など加えても美味しい！）
3. 醤油や塩で味を整え、最後に卵とネギを加えて炒め合わせます。
たくあんのサラダ
1. たくあんを薄切りにし細かく千切りにします。
2. レタスやキュウリ、トマトなどの野菜、カニカマと一緒にボウルに入れます。
3. お好みのドレッシングをかけて和えれば味のアクセントになります。
たくあんの和風パスタ
1. たくあんを細かく刻みます。
2. パスタを茹でて、フライパンでたくあんと一緒に炒めます。
3. 醤油やバターで味を整え、最後に刻みネギと海苔（鰹節でも！）を散らします。
白いご飯と食べるのも美味しいですが是非、たくあんを使った料理も楽しんでみてください。
たくあんは何故黄色なの？名前の由来と黄色い色の理由を調査！まとめ
私はたくあんは全て着色してあると思っていたのですが時間が経つにつれ発酵されていき自然に黄色に変化するというのを聞いてへ～と一人頷いていました！知らなかった！長期間時間をかけてつくられたたくあんでも色むらなどを防ぐために着色料が使われているのですね～。いろいろ工夫をしてきれいな黄色のたくあんが出来ているのですね。
