この記事では天ぷらがカラッと揚がらずべちゃっとなってしまう原因や対策そして天ぷらを美味しくカリッと揚げるためのコツをご紹介します。
天ぷらがカラッと揚がらない主な原因は、
油の温度が低いこと
衣のグルテンが強すぎること
材料の水分が多いこと
などがあげられます。この問題は以下のポイントを抑えることで解決できます。
油の温度の管理(温度を保つ)
衣の作り方(混ぜすぎない、粉の分量を減らす)
揚げる材料の水分をよく拭き取る
これらのポイントを意識して天ぷらを作れば、カリッと美味しい天ぷらになるはずです。詳しくは本文に書いていますのでぜひ試してみてくださいね。
天ぷらがカラッと揚がらない主な原因は?
天ぷらがカラッと揚がらずベチャっとなる主な原因は以下の3点です。
油の温度
材料を一度に多く入れすぎると、油の温度が下がったり、衣がひっついてしまいベチャっとなってしまいカラッと揚がらない原因となります。
油の温度を下げないためには一度に入れず少しづつ入れる。こうすることで最初に入れたものと最後に入れたものの揚げ上がりのムラも防げます。
天ぷらの揚げる温度は180度前後が理想的ですが材料によって多少変わります。例えば白身魚などは170℃前後、野菜は180℃前後、ナスやレンコンなどの水分が多い野菜は190℃前後などと調整しながら揚げてくださいね。
衣のグルテン量
小麦粉に含まれるタンパク質のグルテンが強すぎると、衣がべちゃべちゃになります。強力粉に比べ薄力粉はグルテンが少な目です。グルテンの生成を抑えるため、小麦粉はふるって使う、卵白のみ使う、炭酸水を使うなどもおすすめです。
混ぜすぎない!
混ぜる事でグルテンが水分を抱え込み形成されていくのでサッと混ぜる、全ての粉を一気に混ぜずに端から使う分だけ少量づつ水分と混ぜていく。粉っぽさが残る程度にさっくりと混ぜるくらいが目安です。
混ざり過ぎるので泡立て器ではなく菜箸を使ってくださいね。
氷水を使用する
温度が高いとグルテンは形成が強くなるので卵は冷やしたもの、衣には氷水を使いましょう。
材料の水分が多い
野菜や肉、魚などの材料に含まれる水分が多いものを使う場合は、衣がべちゃっとなりがちです。材料の水分をよく拭き取ってキッチンペーパーなどでしっかり押さえつけて余分な水分を吸収させた後に衣をつけるのもポイントです。
天ぷらをカラッと揚げるコツ
天ぷらのべちゃべちゃを解消するには、4つのポイントがありますので試してみてくださいね。
揚げ油の適温を保つ
材料は少しずつ入れ、油の温度を下げないよう180度前後に保つようにします。
材料の水分をしっかり拭き取り衣をつける
材料をクッキングペーパーなどで水分をよく拭き取りから衣をつける。
肉や魚の場合打ち粉(小麦粉)を衣をつける前に薄く付けると良いですよ。
衣はふんわり軽く混ぜる、氷水を使う
グルテンの生成を抑えるため、小麦粉をふるって使い衣はふんわり軽く混ぜる、氷水を使うなどもおすすめです。
揚げ油にごま油を加える
サラダ油にごま油を3割ほど混ぜると、水分が抜けやすくなりカラッと仕上がります。
以上を意識して作れば、カリッと揚がるはずなのでぜひ試してみてくださいね。
べちゃべちゃの天ぷらを復活させる方法
オーブントースターやガスコンロのグリルで温める
ベチャっとなってしまった天ぷらは、トースターやガスコンロの魚焼きグリルで1分ほど温めます。
焦げやすいので、アルミホイルを被せて温めるのがおすすめです。
買ってきたお惣菜にも応用できる!
この方法は、買ってきたお惣菜の天ぷらをカリッと仕上げるのにも使えます。
天ぷらがカラッと揚がらずべちゃっとなってしまう!原因と対策は?家で天ぷらをカラッと揚げるコツまとめ
カラッと揚がった揚げたて熱々の天ぷらはとっても美味しいですよね!ただ家で揚げるとべちゃっとなってしまう事もあります。せっかく作るなら美味しくカラッと揚げたいですよね!今回は天ぷらがべちゃべちゃになる原因とカラッと揚がる方法をまとめていますので是非作ってみてくださいね。少しでも参考になれば嬉しいです。